目なし女の消えない呪い
「もしもし、拓也」




「美月か?

お前さ、変なグループLINEの招待が来なかったか?

たしか……、『目なし女の呪い』とかいう……」




「拓也、どうしてそれを?」




「グループLINEのメンバーを見たんだ。

笹原高校生の三年生、全員がメンバーになっている。

だから、オレと美月もメンバーに入ってる」




「拓也、私、気味が悪いわ」




「笹原高校生の誰かのイタズラだな。

本当に、悪質だぜ。

それにしても、どうやってオレたちを強制的にグループLINEに招待したんだろう?」




「拓也、この目なし女って、何だと思う?」




「そんなのは、ホラー好きの悪ふざけだよ。

気にすることないさ」




「そうだよね、誰かのイタズラよね。

明日、学校に行ったら、みんなに聞いてみる」
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