あなたが教えてくれたから~約束~
なんて綺麗な夜景!
手すりにもたれると、「すごい」を連発した。
「すごいっしょ?」
「うん!」
「僕、つらいことがあるとよくここに来るんだ」
「仕事さぼって?」
「うん、ちょっとだけね」
「吉原さんでもつらいことってあるの?」
「失礼な。僕をなんだと思ってるの」
「だって、いつも笑ってるから……」
ん?吉原さんの寂しそうな顔が頭をよぎる。
あれはいつのことだったっけ?