あなたが教えてくれたから~約束~
たとえそれが、看護士の仕事からくる優しさだったとしても、わたしには眩しすぎるほどの光だ。
吉原さんが言った通り、患者はみな、『生きる』ために頑張っている。
だからわたしも頑張る。
ううん、ちょっと違うのかな。こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、他の
患者なんかどうでもよくて…。
ただ吉原さんにほめられたい、だから頑張りたいと、そう思っているだけなんだ。
「桃佳、いる?」
ベッドに横になったまま、桃佳を呼ぶと、カーテンを揺らして、
「なーにー」
と彼女が入ってきた。