リア充爆発しろ

「今月いっぱいで営業部から広報部に異動することになりましたので、形だけですがお礼をと」

「形だけとか、思っても言っちゃだめだよ!?」

やっぱり本心ではなかったみたいだ。

「……って、広報部? 異動?」

「ええ。短い間でしたが、それなりに楽しめました」

忍ちゃんはそう言って頭を下げた後、僕の前からいなくなった。

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