青空ライン~君が居た青春~


「あらま。それは災難だったわねー。……でも、あんまり体を壊すようなことはしないでね?……女の子なんだから♪」


「心配してくれてありがとー、遊佐君。」


遊佐君はやっぱりいろいろと心配してくれるお姉ちゃんみたい。


「ふふ、良いのよぉ♪……あ、でも遊佐君じゃなくて、ゆーちゃんって呼んでくれたら嬉しいんだけどなー♪」


「いいよー、ゆーちゃんって呼ぶね♪」


「波瑠までゆーちゃんと呼ばせる気かよ……。」

  
やれやれと言いながら鞄をもつりょーちゃん。


「勿論よ♪可愛い女の子にも呼ばれて欲しいじゃない~。せっかくこの学院に女の子が来たんだから♪」


そしてゆーちゃんは可愛い女の子が来て嬉しいー♪と言って、私に抱きついてきた。

……く、苦しい……。
さすが口調は女でも力はやっぱり男……。





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