青空ライン～君が居た青春～

*Ⅰ*～still king meeting～＊遼side＊

　　
俺達アイドル科の生徒はバスから降りて、合宿所のロビーに集合し、引率の先生の話を聞いていた。　

　
｢えー、それではプロデューサーとともに、この合宿を有意義なものにしてほしいと思います。頑張ってください。｣


……はぁ、長い話が終わった終わった。
話なんかいらねーだろ、めんどくさい…。

そんなことを思っていると、後ろにゆーちゃんが居た。
きっと俺を会議に連れていくために来たんだろう。

　
｢さ、会議行くわよ～、りょーちゃん♪｣


｢はいはい。｣
　

俺はゆーちゃんの後ろについていった。
……どこでするか、忘れたしな。

だけど、案外会議する場所は近くて他のメンバーはもう全員揃っていた。

　
｢やっと揃ったわねぇー。あ、午前は波瑠ちゃんは不在だから、アタシ達でとりあえずフェスの方針を決めるわよ～。｣


え。
ゆーちゃんの言葉に、全員驚く。
波瑠、居ないの？