青空ライン~君が居た青春~

私は近くにあった自販機まで小走りし、肩に掛けていたバッグから財布を取り出した。
……うーん、何がいいかな。

私は自販機を見つめる。
皆の好きな飲み物って……あんまり知らないしなぁ。

私は頭を捻らせていると、あるジュースを見つけた。
あ……これにしよっかな。
私は少し前の事を思い出しながら、"蜂蜜付けレモン果汁入りドリンク"のボタンを押した。

……star - meicarの皆は、holy way特製の蜂蜜付けレモンドリンクを飲んで、おいしいって喜んでくれたっけ。

私はそんな少し前のことを懐かしい、と感じてしまった。

だからこそ、私は思ってしまった。
star - meicarのプロデューサーとして過ごしてきた想い出は、明日からはおもいだしちゃいけないんだ。

それは、star - meicarの皆のためにも、自分のためにも……思い出しちゃいけない。

私はそう思いながら、瞳から溢れそうになる涙を拭う。
泣いちゃ、駄目だ……。

プロデューサーには、楽しいとか、悲しいとか、プロデュースするアイドル達に向かってそういう感情は要らないんだ……。

私はそんなことを今、思わないようにするために、皆がいるレッスン室まで走った。
 
最後まで、笑顔で居なきゃ……っ。


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