青空ライン~君が居た青春~

エスカレーターを駆け降りて、私の大好きな愛しい人を見つけた私は……


「―――りょーちゃん……っ!!!」


そう叫んでいた。
私の声に驚いた周囲の人達からは、ガン見されたけど、今はなんとも思わない。

ただ、りょーちゃんが居ることだけに、意味があったから。そして私は、りょーちゃんのもとまで走り、りょーちゃんを抱き締めた。


「はっ……波瑠……?!な、んで……。」


「やっぱり、最後に会いたくて……。迷惑って、思われるかもしれないけど……りょーちゃんのおかげで、私は一人じゃななかったから。……still kingの皆と、仲良くなれたから……。ありがとう、りょーちゃん……ほんとにっ……あ、りがと……っ!」


「……馬鹿波瑠……。仕事ほってきてまで、それを言いに来るとか……。お礼を言うのはこっちなんだけどぉ?……こんな俺を、彼氏にしてくれてありがと。……正直、もう……波瑠に会えないかと思ってて……っ。辛くて……っ。」


いつのまにか、りょーちゃんが泣いていて。
りょーちゃんの涙、久しぶりにみたけど。
りょーちゃんは、辛いって思ってくれてたんだね……?



< 620 / 701 >

この作品をシェア

pagetop