青空ライン~君が居た青春~

「あっ、もうこんな時間っ?!……波瑠先輩、あたし、もう会議の時間なんで、いきますね!」


「うん、がんばって!」


「はいっ、がんばりますっ!」


そう言って笑顔で会議室の方へ走っていった未来ちゃん。
……いい後輩を持ったなぁ……。
そんなことを、私は思った。


「波瑠♪」


そのまま突っ立っていると、昨日自販機の前で迷ってたゆーちゃんが立っていた。


「……あ、ゆーちゃん、おはよう。」


今日も朝からイケメンだねぇ。
ゆーちゃんの回りがキラキラしてるよ。
なーんて、棒読みのような感想を抱く私。


「おはよう♪もうスタジオに行かなくていいのかしら?」


でも、ゆーちゃんはみんなの天使なので、スタジオにいく時間をお知らせしてくれた。
……時間を忘れてたっ。


「え。あ……ほんとだ、早くいかないと。ありがとう、ゆーちゃん。」


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