イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)

ショッピング。


「また、すげぇーボリュームだな。
ったく、待っていろ。今切ってやるから」

早く食べたい睦月君の手を防止してナイフと
フォークを使い食べやすいように
切ってあげていた。

肉汁からいい匂いがする。

ボリューム感が無ければ美味しそうな
ハンバーグだ。

先生が食べやすいように
切り終わると睦月君の前に置いた。

子供用のフォーク持たせると
パクパクと食べ始める。

「よく噛んで食べろよ?」

そう言うとコクリと頷いていた。

私も自分の注文したオムライスグラタンを
食べる事にした。

「あ、美味しい…」

トロトロのオムライスの上に
ホワイトソースとチーズが、たっぷりと
かかっており美味しい。

すると睦月君は、興味を持ったのか
オムライスグラタンに手を伸ばしてきた。

しかし、先生に防止させられる。

「こら。それは、お姉ちゃんのだろーが。
それに無闇に触ろうとするな。火傷するぞ」

「あ、いいですよ。
睦月君食べたいのかな?」

笑顔で尋ねるとコクリと頷いてきた。

可愛い…。

「じゃあ、お姉ちゃんのを少し分けてあげるね」

そう言うとスプーンで一口食べさせてあげる。
もちろん冷ましてから

「悪いな…睦月が迷惑かけて」

「いえいえ。どう?美味しい?」

すると睦月君は、コクリと連続で頷いてくれた。

「良かった。確かに美味しいものね。
トロトロのオムライスだし…」

レストランにしては、かなり美味しいと思う。

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