ヤキモチキモチ

席に座る俺の隣に腕を絡める女。

名前は確か、ゆき?ゆう?ゆか?うーん…

まあ、一応これでありさはヤキモチ妬いてくれるだろう。


「ねぇ、拓斗くぅん!」

甘ったるい声……ありさの優しい声と全然ちげぇ…


キンキン響くような声に

「…なに?」

できるだけ優しく応える。


「あのねぇ、私…拓斗くんのことずっと好きだったの!
だから、キスしたいな…///」

……なんてこと言い出すんだ!

「いや、それは…「でも、浜本さんと別れたんでしょ!」

「いや、その、ありさとは……「もしかして、ホントは付き合ってなかったの!?」

再びなんてことを……!

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