お隣さんのキケンな誘惑
お隣りさんは危険な男!?



私の名前は黒崎 芽衣。
年齢は26歳。


大学を卒業して入社した会社で4年間働いてきたけど3ヶ月前に会社を辞めた…と言うか辞めるしかなかった。


私は総務として働いていた。
初めは慣れなかったけど働いていくうちに段々と仕事にも慣れてきた。


仕事も楽しかったし、先輩達も優しくて職場に恵まれていた。
入社して半年が経った頃、私は営業の伊崎主任とよく話すようになっていた。


仕事の用事で最初は会話したり、たまに伊崎主任は面白い事を言って私を笑わかせたりと明るくて優しい人だった。


そんなある日…。


「黒崎さん、今日一緒に飲みに行かない?」


「えっ?」


「そんな驚き過ぎだろ?黒崎さんにはいつも迷惑かけてるしお礼だよ!」


「わ、わかりました!」


「じゃあ電話番号教えて!待ち合わせ場所と時間を後で電話するから。」


「はい」


たまたま誰も居ない廊下で伊崎主任とバッタリ会い、飲みに誘われた。
別に嫌いでもないしどちらかと言うと少し気になっていた。
伊崎主任とは仕事上しか会話もないし、年齢すらも聞いてはいないし、彼女が居るとかもわからない。
それに急な誘いに少しは驚いたけど、本当はドキドキしたし嬉しかった。


そして時間が経ち、終業時間になった。
ちょうど会社の外にでると伊崎主任から電話が掛かり、場所と時間を聞いて電話を切った。


私は一度、家に帰りシャワーを浴びて用意をした。
用意が終わり鏡を見て思った。


何で私、気合い入れてんだろ…
ただ飲みに行くだけなのに…


もしかすると少しは期待していたのかもしれない。



この時はその期待が違う形で裏切られるとはまだ知りもしなかった…。





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