彼と私と元カレ


「なにか、理由があったのかも?」



「ないってー…私はもうこの夏でなんとか忘れたい方向だし…」



「そっか?理沙がいいなら別にいいんだけど…」



「うん…」



「あっ、理沙今日遅いんだっけ?」



「うん、今日は7:00コースかも」



「気合い入ってるね?野球部」



「来年が勝負なんでっ」



「だね?」



「遅いから彩ちゃん先に帰ってていいよ?」



「うん分かった、でも薄暗い中1人で大丈夫?」



「うん、なんか今日ね?紺野くん達と帰りお好み焼き行こうって話になってるの」



「あぁあの、ピッチャーとキャッチャー?」



「そうっ」



「へぇー?1年の頃より仲良くなってるんじゃない?」





< 39 / 129 >

この作品をシェア

pagetop