すれ違い*Pure Love《1》
今日3度目の道を早足ですり抜け、少し息を切らせながら校門を潜った。
校庭の端の方でボールを追う野球部やソフト部。
そのさらに向こう。
ど真ん中で走り回るサッカー部。
その中に、彼もいるんだろうか?
ふと、そんなことが頭を過り足を止める。
寒くて突っ込んだポケットの中であのキャンディが手に触れ、私は慌てて走りだした。
考えるのは止めよう…
今は弓菜だ…
そう言い聞かせ、気を紛らわすように教室までの道程を急いで駆け抜けた。