すれ違い*Pure Love《1》
どくんっ、どくんっと激しく音をたてる心臓。
汗でじめじめしてくれ手のひら。
口の中も何だか乾いてきた。
「何か買いに行くか…」
独り言を吐き出した唇が震えてる。
想像以上に大きく響いた声も。
踏み出した足も。
ぶるぶると震えている。
ヤバイ。
抑えなきゃ…
そう思うのに、震えはなかなかとまってくれなくて。
戻ってくる頃には戻るだろう…
そう言い聞かせ食堂前の自販機に向かって足を進めた。