元ヤン少女が進学校へ。


「それじゃあ、あたしソフトボールと
バレーと卓球書くね!」


「わかった。
俺は、バスケとサッカーとテニスな」


「おっけ!」


分担を決めたあたしらは
次々とクラスメートの名前を書いていく。


……それから20分くらい経過した頃
あたしの瞼(マブタ)に異変が起きる。


……やばいぞ、瞼が重すぎる。


もう少しで終わりそうなのに……


「……ッだめだ」


そう呟いて、あたしはペンを置く。

< 140 / 512 >

この作品をシェア

pagetop