元ヤン少女が進学校へ。


__ガコンッ!


出てきたお茶を取って
あたしは教室に戻ろうとした…


その時…


「…うわああ!び、びっくりした」


誰もいないと思っていた学生ホールに
この間の女の人が立っていて
思わず叫んでしまう。


あ、この間っていうのは球技大会のときね。


三浦先輩と保健室で
修羅場になっていた…あの女の人。


その人は怒っているのか
あたしのことを何故かすごーく睨んでいる。


「え"…?あ、あの…お茶入りますか?」


なんか、睨みがお化けみたいで怖いから
とりあえずご機嫌取りをするあたし。


「ッいらないわよ!!!」


「ッうわ!」


お、怒られた……。

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