元ヤン少女が進学校へ。


「あ、そうえば優花!昨日学校で
『りんちゃんに話聞いてくる!』
とか言ってたけど…なんか聞けた?」


「あーそうそう。なんかね、りんちゃんが
『柊季に嫌われたっぽい…』って言ってたよ」


…なんて言いながら
優花は大好きなアイスココアを飲む。


「…っえ!?そ、それで…?」


「…ん?それだけだよー!」


「まって。
りんちゃんに理由聞かなかったの?」


「うん!だって横川くんが
りんちゃんを嫌うなんてありえないもん…!」


…と、のんきにそんなことを言うもんだから
わたしは目を細めてギロッと優花を
睨みつけた。


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