元ヤン少女が進学校へ。


「じゃあまたね遠峰さん…!」


しばらくして、里奈が戻って来る。


「はぁー、なんか疲れたわ…。
…あーゆーの、ムードメーカーっていうの?
明るいのは良いことかもしれないけど…
わたしからしたら、うるさすぎるわ…」


と、若干呆れている里奈。


「そんなこと言って~!里奈ちゃん、
すっごい仲良くなってなかった!?
連絡先まで交換して…!」


と、興奮気味の優花が尋ねる。


「…まぁー、全部りんちゃんの為なんだけどね」


と、里奈はボソッと呟いた。


「え?」


「あーううん!こっちの話!
とりあえず教室戻ろ!昼休み終わる…!」


「そうだね!」


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