元ヤン少女が進学校へ。


『ってことで、俺らの仕事はここまで!』


と、まだ通話中にも関わらず
そんな声が聞こえた。


『…え?2人のこと見守る約束だったじゃん。
もう帰るの?』


『あとは2人に任せておけば
大丈夫だって…!それに、お祭りだぜ?』


『…うん?』


『奢るから、なんか食べに行こーぜ!』


『はぁ!?わっ…ちょっと、待っ…』


__ブチッ!


……虚しく切れた音に、あたしは思わず苦笑い。


「そうだ。」


なんか声聞いたことあると思ったら…
柊季の幼なじみ、時田くんの声じゃん…!


謎がとけて、スッキリするあたし。


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