元ヤン少女が進学校へ。


「うん…。でもね、
あたし、空港で柊季に言われたんだ」


「…え?…なにを?」


「『俺が近くにいたら、まだ気まずい?』
…って。柊季さ、あたしに
気遣ってくれてるみたいで…。
なんか…距離感を感じると言うか……」


軽く避けられてるって言ったら
大袈裟だけど…


そんな感じがするんだ。


「ったくー、ほんとに不器用なんだから。
りんちゃんも、横川も。」


と、ため息混じりに里奈が言う。


「りんちゃん!里奈ちゃん!
おみやげ屋さん行こー!」


「うん!」


優花に手を引かれ
あたしたちは、おみやげ屋さんに入った。


「はぁ…優花は優花で、自由人だし。
やっぱり副隊員じゃなくて
ただの隊員だな…」


と、後ろから里奈の呆れたような声が
聞こえた気がした。


< 439 / 512 >

この作品をシェア

pagetop