元ヤン少女が進学校へ。


「あっ…!三浦先輩!
お久しぶりです!」


「久しぶりだね!って、あれ?
2人とも付き合っちゃった感じ?」


茉実ちゃんのこと狙ってたのになー、と
冗談っぽく言う先輩に
隣の柊季は、不機嫌そうにしている。


「クスッ…そんな警戒しないでよ。
…好きな子には幸せになってほしいし。
ま、相手が俺じゃないってのが
悔しいけどねー」


と、三浦先輩は
笑いながらそんなことを言う。


「じゃあ、お2人さん…お幸せにね!」


そう言って三浦先輩は行ってしまった。


*
.

+゚


「けっこー本気だったんだけどな。
……ま、俺の入る隙はなし…か」


そう言って、
先輩がふっと笑っていたことに…


あたしたちは、気付いていなかった……__


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