異聞三國志
確かに、諸葛瑾邸は周りを兵士が取り囲み、軟禁状態にあった。


『あれが功臣に対する仕打ちか、理解できん。何せ孫峻らを中心とした馬鹿者らが、孫権様を動かしあのような愚行をしている・・・。嘆かわしい。』

『しかし、大都督である陸遜様ならば、何とか出来るのでは?』

『しかし、大都督はまだ意思を示されていない。このまま、事態を推移させてしまっている。例え大都督が和平案にのっても、孫権様の気持ちは変えられるかどうか。』


『しかし、呉軍はこの間敗退しましたわよね。』


『あれは全ソウが指揮していたからでもある。大都督ならば別な戦い様もあったはず。』

『何とか、叔父上とお話しして、陸遜様を和平にのせることは出来ないでしょうか。私は虞平様や叔父上達と士郎が戦うのは見たくないんです。』

理佐子は懇願した。


『しかし、説得する策がないしな。』


『ございます。我が蜀には正統な帝献帝がおわします。帝位を力で譲ってもらった魏を倒せば、本当あるべき姿に戻せると。』
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