叶うはずのない恋愛

ホントの気持ち

あたしは深呼吸をして紗紀を見つめた。


これを言ってしまったら紗紀とあたしの友好関係は崩れてしまうのだろうか?


「あたしね、いつからだったかな。それこそ多分、ずっと前だと思うけど……。

夏川の事好きになってたんだ。」


あたし達2人しか居ない中庭はまるで時間が止まったように静かだった。


「だからね、あの遊園地の日。紗紀に罪悪感はあったけど、あたしはフラれる覚悟であたし自身の想いを伝えた。


ゴメンネ。協力するって言ったのにこんな事して。」
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