きゃらめるみるくてぃー

３ 病 院

気が付いたら真っ白な天井。


『あたし死んじゃった？』


ベッドに突っ伏している人が視界に入った。


『…流奈？』


流奈がいるってことはあたし死んでないの？


流奈の頬は濡れてる。


散々泣いたのかな？
流奈、泣き虫だしなぁ…


泣き疲れて眠っちゃったのかな？。


ぐっすり寝ているのを起こすのも可哀想だから、ソッとベッドから降りた。


『うわ…』


貧血かな？
あたしはその場にへたり込んだ。


「失礼しま…何やってるんですか！」


ちょうど入って来た看護師さんが叫んだ。


あ、そんな大声出したら…


「…葵!?」


流奈起きちゃったじゃん。


「あなた絶対安静なんですよ！
寝ててください！」


看護師怖すぎ…
そんなに怒らなくてもいいじゃん。


あたしは立ち上がった。
けどまた貧血をおこして脱力する。


倒れると思ったが、間一髪、誰かが支えてくれた。