一年の恋。一年後の恋。
「だってよ、笹森」
えっ!?
隠れていたの……バレてた?
恐る恐る扉を開けたら
驚いている堤川さん
「聞いてたのかよ……ってか、泣いてる!どうした?何かあったの?」
オロオロしている堤川さん
杉下さんは笑っている
やばい……幸せかも。
「泣きながら笑うって何っ?」
心配していた堤川さんも笑ってくれた
「気が向いたら、連絡して」
『気が向いたら……ね』
杉下さんと別れて、私達は
堤川さんのマンションへと歩き出した
私の手は……暖かい手に包まれている。