一年の恋。一年後の恋。


『ごめんね、会社に来ちゃって…』


「ううん、大丈夫。直接俺に会いに来たって事はもしかして堤川さんには言ってないんでしょ?」


私は頷いき
鞄から私宛に来た封書と
社長であるお母さんに来た封書を出した


『私宛に……そのあと、誠のお母さん宛に届いたの。……私、今…誠のお母さんの会社で働いてるの……』


「中、見てもいい?」


そう言って封筒から手紙を出し目を通す



「……真紀、これを俺が?」


私は首を横に降る
拓海がこんな事をするなんて思いたくない


「うん。俺じゃない。こんな手紙出しても真紀が俺の所に戻るわけじゃないし、逆効果だしね」


拓海の言葉に安心と、ドキッとしてしまう


じゃぁ。いったい誰が……
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