おにぃちゃんが守ってあげるよ
太陽サイド

「は、は~い。今行く」


ちょっと焦っていたように感じる雛の声。

もしかして具合でも悪いのかな?

いつも朝は元気なのに、調子が悪いときは元気ないからな。



和「太にぃ~雛は??」


キッチンで朝食の準備をしていた和哉が聞いてきた。


太「もうちょっとで降りてくると思うけど・・・」


健「え、もしかしてまた具合悪くなったの?」




俺の表情で読み取ってくれた健太。

雛が隠そうとするのは、俺らにとって日常茶飯事だからな^^





和「俺今日休みだから看てよっか?」


太「ありがと、和哉。頼むね。」


健「じゃあ俺は仕事帰りにゼリーでも買ってこようかな。」


太「うん。雛も喜ぶね^^」



今日休みだという和哉に雛を任せることにした。




「・・・・おはよ~。」


やっとでお姫さま来たよ。

身体がだるいせいか歩くのがゆっくりで顔もちょっと赤い。



太「雛まだ眠いの?すごい眠たそうだけど。」

ちょっと遠回しに聞いてみた。


「え?う、ううん大丈夫。」


大丈夫じゃないのにいっつもそうやって無理しちゃうんだから。

無理に笑顔を作ってご飯を食べている。

でも、お箸は全然進んでなくて・・(笑)

こりゃダメだな^^
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