おにぃちゃんが守ってあげるよ

8

和哉サイド

診察が終わった雛に薬を飲ませ、ソファで寝かせてあげた。

俺たちの部屋は二階にあるから、わざわざ雛を自分の部屋に行かせるのも辛いと思うし、すぐ看病できるようするため。

もうすぐお昼の時間になりそうだったので昼食作りに取り掛かった。



和「雛~?お昼、何食べたい??」


「・・う~ん、うどんがいい^^」


雛は麺類好きだもんね。

うどんだったら温かいしツルツル食べれていいかも。

よしっ、和にぃ頑張っちゃうぞ!!












和「・・・うん、完璧^^」


雛の好きなわかめにねぎとかまぼこと梅を入れて和にぃ特製うどんが出来上がった。

味付けも薄めにして風邪を引いた雛使用に。




和「雛、出来たよ~」


「・・・・ん~。」


ソファの上でスヤスヤと寝てたうちの姫。

さっきよりたいぶ顔色がよくなったね。

よっぽど疲れがたまってたみたい。




和「よいしょっ」


雛を抱き上げてテーブルまで連れて行き、椅子に座らせた。



和「どう?おいしそうでしょ~」


「うん、いい匂い~^^」


和「じゃあ食べよっか。いただきまーす。

  ・・・あ、いいよ。和にぃが食べさせてあげるから。」


寝起きだし、熱もある雛にどんぶりは持たせられない。

椅子を雛のほうへ近づけてくっついて座った。



和「・・はい、あーん。」


「・・ぁー///・・うん美味しい!」


よかった~。雛に美味しいって言ってもらえると嬉しいね。


つるつるってうどんをすする雛が可愛い////

ほっぺにネギつけちゃって(笑)






うどんを完食して、またソファに戻っていた雛。

きっとお腹いっぱいで眠くなったんだね^^

でもちゃんと食べてくれてよかった。



俺は雛が寝たあとに自分用のうどんを食べた。




そのあとも雛がいるからリビングで過ごす。

ゲームしたり、カルテの整理をしたり、雛の看病したり・・・

意外と器用なんです、俺(笑)



4時過ぎくらいに、一回雛の熱測ったり聴診をした。

起きてるときにやるとまだグズグズしちゃうから寝てるうちに素早く終わらせた。





なんやかんやしてるうちにもう夕方。

そろそろ太にぃと健にぃが帰ってくる時間かな?
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