【同性愛】それでも好き
ちゅーしようか?




「龍ちゃん…ふたりきりで話がしたい」


「…うん、わかった」



昨日は、あの後ケンジがケイを連れて帰った。それと同じように那智が向日葵を連れて帰って…その場に残った俺はどうしようもなくなって、結局一人で帰ることにした。


 朝になっておきてみればそれが全部夢なんじゃないかって思えるくらいいつもとなんの変わりもなくて、「夢だったんだ」って思いながら学校にきたけど…夢じゃなかったみたい…。


 教室にはもう半分くらいは生徒が来ていた。いつもと変わらない朝のメンバー…。少し違うのはそこにケンジがいないことくらいだ。



「ケンジ…今日は遅いな」

「寝坊したってメール来たから、遅刻するって」

「ふーん…」


今日のケイの顔はいつもと違ってまるで女みていな顔。若干目が潤んでて、いつもみたいに冗談を言ってきたりしなくて、静かだった。



「お昼休みにね、中庭で一緒にお弁当食べようよ。そんときに話すから…」

「うん…俺、今日も食堂だからちょっと遅くっ」

「今日くらい食べて…、普通のお弁当だから…喰って…」

「…おう、ありがとう」


俺がどんなに顔をみても俯いていた。周りの男子もケイの様子がおかしいって口々に言っていた。


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