幸せ行きのチケット
屋上につくと、もう友利がいた。

「悪いな。遅くなって。」

「別にいいよ。さっきの授業抜け出してきたし。」

「そっか……。」

…………………。

「で、何?」

「え、あ、…おう。」

「祐輔はさ………、私のこと好きだった?」

「…うん。」

「私はもう違う。」

え…………?

「友利?」

「今はもう、あなたのことなんて考えてないよ。だから……もう連絡しないで。」

友利の言葉で、俺の心はぐちゃぐちゃになっていく。

涙なんか見せられない俺は、ただただ歯を食いしばるしかなかった。

友利が黙って屋上を去る。

俺は追いかけることができなかった。


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