幸せ行きのチケット
「はいっ!このキーホルダー多分祐輔のじゃない?」

私はキーホルダーを祐輔に渡した。

「あ。…うん。これ俺のだ。ありがとな。どこに落ちてた?」

「たまたま職員室の落とし物箱見てたら、祐輔のキーホルダーかなぁって思ってさ。」

「お〜、やるなぁ亜由美も。マジありがとな〜。お前もなんか落としたりしたら言えよ。見つけてやるから。」

祐輔の一つ一つの言葉に心を奪われる。

私の落としたヘアピンを探すより、私との過去を探しに行ってほしい。

あの時の祐輔が、見違えるようにカッコよくなって……。

私だけ、あの時の想いを引き連れて行く。

私は……………………やっぱり祐輔が好きだ。

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