私とあなたの交換日記


「元気そうだな」


「うん」


私は廉斗君が
ノートを持っていることに気づいた


「廉斗君、そのノート何?」



「あっ、これ?

これで瑠夏と交換日記をやりたいなと
思って」

交換日記


なんか懐かしい響き
前にもやったことあるような……


思い出したいけど
頭が痛くなった



「瑠夏、大丈夫?」


「あっ、大丈夫だよ!」


「よかった。
じゃあ、ここに置いとくな。



おっと、もう帰らなきゃ。

じゃあね」


「ばいばい」


廉斗君は
帰って行った


ほんとはまだいて欲しかった

この気持ち


前にもあったような気がする……




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