夜のひそやかな楽しみ (Spin off 追加しました)


すごく宗雅に触れたかった。


気持ちが揺れ動く。


色々なことがチクチクと胸を刺す。


「瀬戸内さんと、お知り合いだったんですね」


とたんに宗雅の眉が険しくなった。


「知り合いじゃなくて、同僚。
 お知り合いだったのは、碧さんじゃない?」


言葉に棘があるような気がする。


「まあ・・・」

「ふうん。
 ああいう、八方美人男のどこがよかったの?」

「ええと・・・」

「付き合ってた時、結構いいように使われてたんじゃない?」


めちゃくちゃ失礼じゃないでしょうか。


事実だとしても。


ぐっと奥歯をかみ締める。
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