重ねた色が無色になるのは嫌いだって。
半透明な地図


クラスメイトのYちゃん。


Yは無口。



ふとした瞬間に笑う笑顔は素敵で








「死ぬのは全く怖くない。少し時期が早いだけだ。」



病気で余命半年の宣告を受けてから3ヶ月。







『痛いよね』


「痛くないよ。」



脳内で暴れる鳥は

鳥籠から出られない


出たくても出られないのは


現実(リアル)と同じで、



背を見せたら負け確定。






『どうして必要がなくなるの』



「ジグソーパズルは重ねる事は出来ない」



タオルを噛み続ける。痛い。




当たり前の事をするのはつまらない


するなら人と違う事をしたい。


風になびいたわたしの髪はなくなっていって、





『望むものは』



「言葉」



さよならも言えないなんてごめんね

言いたいのに言えなくてごめんね





好きだって伝えられなくてごめんね





目覚めると姿はなくなっていた

彼女の全てが消えていて


僕は後悔したんだ



『君は本当に素直じゃないな』








「えへへ」












強い人も弱い人もそんなものはなくって、みんな弱いんだって知った



人間誰しもリスクを背負いながら生きてる








Yは彼に伝える事が出来なかった













落ち葉をみながら独り呟く。
















『今日がやってきたよ。君の命日だね。』





今日は晴れています。
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