pure love~君に恋した365日~




私は軽く手を振って屋上を後にした。



教室においてあった鞄を取りに教室に行くと、みんな私を見ていた。




「…」



30人近くいる教室なのに、誰もいないかのようにしん、と静まり返っている。



それはきっと私達のことなんだろうな、なんて考えながら自分の席に向かう。




「…小春ちゃん」



瞳ちゃん。



「小春…?」



紗緒ちゃん。

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