pure love~君に恋した365日~



「雪菜」



ふと横からお母さんの声が聞こえた。



ちらりと視線をやるとお母さんは前を見ながら言った。



「小春ちゃんからのお手紙、読んであげたら?」



なんとなく怖くて、読むのに躊躇していた私を見抜いたのかお母さんがそういった。



「…うん」



小春からの最後の手紙なんだ。読まなくちゃ。
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