僕は、君が好きです。
朝になっていつも通り支度をして

下におりると、お姉ちゃんがいた。

「お姉ちゃん、おはよ~。」

「あっ、おはよ真凛、昨日はごめんね。」

「ううん、何でもなくて良かったよ。」

「そう言えば…

蒼太くん凄く心配してたよ~。」

「え?」

お姉ちゃんの顔が少しピンクに染まった。

「お似合いだね。」

「もーからかわないで!」

「はーい、たまには家にも

遊びにきてもらいなよ?」

私はなんでもない素振りで言った。

「うん、ありがとう。」

私、バカだなぁ……。

蒼太くんの事見てたのに

何にも気がつかなかった。

一体何を見てたんだろう…。

お姉ちゃんも蒼太くんの事好きだって

全然わからなくて…。

「じゃあ、私行くね!」

「うん、真凛…私今日は学校休むから。」

「わかった、蒼太くんに連絡しなよ!」

私はニコって笑って家を出た。

そして…

私の恋にサヨナラを告げた。

お姉ちゃんの恋を応援しよう…。

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