先生、ずっと愛してる。
「そんなにまでして探さなきゃなんねぇもんかよ」




「あったり前です!!大事なものなんだから…」




「俺がもっといいやつ買ってやるよ」




バチッ!!!!!!!!!!




「あなたになんか、もらいたくありません!!!」




30分は経っただろうか…




もう手足の感覚はない。




「どうしよう…」




それに…あれでも先生なのに…中田先生の事、ひっぱたいちゃったし…




きっと問題になって、私は停学か…下手したら退学かな…




そしたら…智希にも迷惑かけてしまうね…




はぁ〜…もう帰ろう…




結局、見つからなかった…




せっかく…智希にもらったのに…失くすなんて最低だよ。




智希…ゴメンね…




梨華には、『具合が悪くなったから帰る』ってメールした。




智希には…できないかな…




帰る途中、制服が濡れてるから、変な目で見られる。




でも…そんな事はどうでもよかった。




私の頭の中は智希でいっぱいだった。




家に着いても、何もする気がしない。




早く脱いで、お風呂に入ってあったまらないと風邪ひいちゃうって頭では分かってるんだけど…




なかなか行動に移せない。




そのまま、横になって目を閉じた。




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