先生、ずっと愛してる。
朝、眩しい太陽の光りで目が覚める。




頭がズキズキする…




昨日、泣きすぎたからね。




鏡を見ると、目は腫れてるし、化粧も落とさないで、お風呂にも入らないで寝たから肌はカサカサしてるし…ひどい顔だった。




時計を見ると8時を過ぎていた。




学校…行きたくないな…




「休もうかな…どうせ遅刻だし」




1人暮しって全部、独り言になっちゃうね…。




でも学校休んでも何も言われないし…泣いてても何も言われないから楽かも…。




たまに誰かに話しを聞いて欲しい時もあるけど…




側にいて欲しい時もあるけど…




こればっかりは仕方のない事。




ふと携帯を見ると、充電が切れてしまっていた。




「もう…どうでもいいや…」




勉強が遅れてもどうでもいい…




サボってるのがバレてもどうでもいい…




先生にどう思われても、どうでもいい…




先生に会えなくても、どうでもいい…




もう…何もかもが、どうでもいい…。




誰も、私の事なんて気にもしてないんだろうな…




先生は…『先生』として少しは心配してくれるかな?




梨華はすごく心配してるんだろうな…。




ゴメンね…。今は何も考えたくない…。




いつの間にか、眠ってしまっていた。




どのくらい寝たんだろう…?




激しいチャイムの音で目が覚めた。
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