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退屈な日々

季節は梅雨。
じめじめとした空気と、空の暗さでいまいちテンションの上がらない時期。

「この公式での、xとyの関係は…」

授業が全く頭に入らない。

毎回テスト赤点ギリギリ、雲谷 響(クモヤ ヒビキ)は雨の上がらない空を見上げふとため息をつく。

高校生活2年目、楽しいことなんてない退屈な毎日を過ごしていた。

唯一の楽しみといえば、時々行われる憧れのバンドのLIVEに行くことや、音楽を聴くことだった。
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