恋愛革命-あたし×アイドル-
リビングへ戻り、

深い溜息。


…まさか翔のハダカ見ちゃうなんて!



筋肉けっこうあったなぁ。

背中も思ってたよりもずっと広かったし…。


…って、変な想像やめやめ!

あーもう、あたしってばいつからこんな変態になったの~!

気持ちを抑えきれず、足をバタバタさせる。
-…ドスンッ

…勢いがあまり、あたしはソファから落ちたのだった…







「おい、キレ子。お前も風呂はいってこいよ」


ソファからずり落ちたままでいると、翔の声が聞こえてきた。


「……あ、翔くん…さっきは、ごめん…」

「あ?なんだよさっきって」

え?

「だってさっき、お風呂場で翔くんのハダカみちゃって…それで…」

「そのことかよ。あれぐらい大丈夫だって」

翔……
あたしが上半身裸でいるとこ見ちゃったの、
怒ってないの?

「あ…うん」

なんか拍子ぬけ。
てっきり、怒られるのかと思ってた。


なんかしんみりしていた自分が恥ずかしくなる。
なんだ…翔はそんなに気にしてなかったんだ。

よかった~…。












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