優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜(おまけ完)
…俺は優しい男なんかじゃない。

…自分の素性を隠して、今、この地位にいる。

それなのに、麗美を思うがままにしようとしてる。

…職権乱用も、いいところだ。

そうは思っても、麗美への想いはとどまる事を知らないかのように、強引に、麗美を自分のモノにした。

意識を手放す前、潤んだ瞳で俺を見つめた麗美は、『…好き…』と言っていた。

…麗美の想いを知った今、俺は、どうしたらいい?

…いつかは、麗美の傍を離れなければ行けないのに。

俺の全てを知って、麗美は何を思うのか?

…眠る麗美の髪を撫でながら、今後の事を考えていた。
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