優しい上司の裏の顔〜ツンデレ女子を溺愛中〜（おまけ完）
5.「一生、愛しても良いですか？」
…週末、私は何故か、大荷物を抱えて、修二さんのマンションに来ている。

…麗美が傍にいないと眠れない。

そう言われると、仕事が大変な修二さんを、私で癒せるならと、週末は傍にいますと言ったはいいが、あれもこれもと修二さんに荷物の準備をされてるうちに、凄い荷物に。

マンションに着いて、一息ついていると、修二さんに後ろから抱き締められた。

「…このまましばらく、こうやって一緒にいて下さい」

優しい眼差しで見つめられ、甘い言葉で言われると、素直に頷いてしまっていた。

…ん？

「…しばらくって、どれくらいですか？」

ふと、そんな疑問が。

「…ずっと、ですかね」

そう言って、意地悪な笑みを浮かべた。

…もしかして、うまく丸め込まれた？

「…もう、困った人ですね」

やっと、それがわかった私は、思わず笑ってしまう。

…私と一緒にいたい、そう思ってくれるのは、嫌じゃないから。

…こうして、無期限の同棲生活がスタートした。
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