ホワイトデーの奇跡【完】
「あれっ、さくらチャンッ!?」
そんな私の耳に
聞き覚えのある声が入ってきた。
パチッと目を開けると
目の前に人が立っていた。
『っ!………あれっ?』
男の人だと認識して
一瞬心臓が飛び跳ねたものの。
その姿をよくよく確認すると
心臓の動きが次第に正常になっていった。
『…将太、くん?』
太陽にも負けないくらい
キラキラ輝くオレンジ色の髪の毛が
あの頃と一緒だったから。
あ、でも…少しだけ暗くなったかな?