ホワイトデーの奇跡【完】



「顔もかっこいいし、落ち着いてるし、いいじゃないの!」


『…武藤くんは友達だよ?』


「またまたぁ」



その感覚もすごく懐かしかった。

あの日から

お母さんもお父さんもどこか私に遠慮がちで。


学校のことも、あまり聞かなくなった。


だから、こうやってはしゃぐお母さんの姿を見るのは私も嬉しかった。




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