ホワイトデーの奇跡【完】
「それで、学校に行かなくなって…」
『……うん』
「そんな私を助けてくれたのが……彼だったんです」
咲ちゃんは、首に光るネックレスをキュッと握り締めた。
「ずっと同じクラスで…クラスでも人気者で…私なんて、こっそりと好きでいるのが精一杯な存在でした」
『…そう』
嫌だなぁ……どこかで聞いたような話。
胸の奥に鈍い痛みがはしる。
「彼に連れられて、学校に行くと…いじめはなくなっていました」
『……えっ』