刑務所奮闘記
家から車で10分程の道のりだったが、俺は終始無言で煙草を吸っていた。

そうこうしている内に警察署へ着き、取り調べ室へと連行された。

部屋へ入るなり刑事が一言

刑事「何で来たか分かるか?」

俺は内心、分かるわけねーだろと思い、ずっと無言だった。

傷害、恐喝、詐欺など色々あった為に何がなんだかわからなかったのだ。

だが、そこはやはり警察だから舐めてはいけない、俺のやっていた事は大体わかっていた。

刑事「まぁ~お前も今回で3回目だし、お務めは避けられねえからよ、悪いようにはしねーから、ここらで本当に真面目にやれよ」

俺も本当はそのつもりだった。
一度懲役にいったら、きっぱり真面目にやるからよ‼
と何時も周りに言っていた。
多分刑事も周りから話は聞いていたのだろう。

正直、5年位は食らうと思っていた懲役も実際にはそこまで行かなかった。
その刑事には感謝だ。
そして取り調べも一段落ついたので、留置場へと行く事になった。
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