世界が終わる瞬間
バッと後ろへ振り返る。
するとそこには、白衣を着た男女が
二人立っていたのだった‥‥‥。
「‥‥父さん‥母さん‥‥‥?」
そう。
そこに立っていたのは、
どこかへ行ってしまったとばかりに思っていた
私の両親だったのだ‥‥‥。
「ど‥どうして‥‥‥」
私がそう言う。
「あなたなら、
ここに辿り着けると思っていたわ。」
母さんが微笑みながらそう言った。
「そりゃそうだ。
なんたって友梨香は、
私達二人が創り上げた‥‥‥