一途な恋
次の日。
私は早起きをしてカ~くんのお見送りに行った

「カ~くん‼」

私の顔はすでに涙でぐちゃぐちゃだった

『ツバちゃん…?』

「私…カ~くんのこと、大好き‼」

ずっと言えなかったこと…
最後だから伝えたかった。

『僕も…ツバちゃん、大好きだよ!』

「また会える…?」

『うん!また会える…会いに来るよ!』

「…いってらっしゃい!」

『いってきます!』

大好きな人と離ればなれになるのは悲しい…でも私は満面の笑みで手を振った


5年後。
私は受験生で勉強の日々に追われていた

椿「まりちゃ~ん、数学教えて~」

茉「また…?」

大人っぽくて勉強が得意な水無月茉莉花ちゃん。私の親友。

杏「まりちゃ~ん、授業ノート貸して‼」

可愛くて甘えん坊な弥生杏。この子も私の親友。

私たちはいつも3人一緒。

茉「2人とも高校大丈夫なの?」

椿「無理かも…」

杏「余裕~」

3人の中で杏が1番バカ。
なのにいつも自信満々…

椿「受験、頑張ろうね!」



受験は無事3人揃って合格!
晴れて高校生となった。

クラスはバラバラだけど相変わらず仲が良かった。


数ヵ月後…

私のクラスには1つだけ空席があった。

「(ずっと来てないな…後ろの人)」

気になって担任の先生に聞いてみた

〔あ~あの席…イケメンの男の子。笑〕

男の子なんだ…
どうして来ないんだろ?

「(まぁ、私には関係ないか…)」

関係ない…
そう思ってたこの日までは…
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